楽しくLINEやDiscordで通話している最中、ふと相手にこう言われたことはありませんか?
「……ごめん、え? 何て言った?」
話が盛り上がっている瞬間にこの言葉が飛んでくると、一気に熱が冷めてしまったり、申し訳ない気持ちになったり……なんとなく「もやもや」しませんか?
今回は、かつて通話品質に無頓着だった私が、なぜイヤホンのマイク性能を血眼で探求するようになり、数々の失敗を経て、最終的にどこへ着地したのか。
その**「長きにわたる戦いの記録」**をお話しします。
第1章:すべての始まりは「AirPodsの片減り」から
正直に告白すると、昔の私は「完全ワイヤレスイヤホン」について何も知りませんでした。
「とりあえず値段が高いやつを買っておけば、通話で困ることなんてないだろう」
そんなふうに高をくくっていたのです。
通話アプリを使い始めた当初、私が愛用していたのはiPhone純正の「EarPods(Lightningコネクタ)」。
今思えば、コードがある煩わしさはありましたが、マイク性能という点では非常に優秀でした。
転機が訪れたのは、「AirPods(第2世代)」を手に入れた時です。
コードから解放された自由。そして、純正ならではのシームレスな接続。
「やっぱりApple製品はすごい!」と、最初はワイヤレスの快適さに感動していました。
しかし、その感動は長くは続きません。使い込むうちに牙を剥いたのが、**「バッテリーの劣化」と「仕様の罠」**です。
AirPodsには、通話時に左右どちらかのマイクを自動で選んで集音する機能があります。これ自体は便利なのですが、使い続けているとどうなるか……。
そう、**「マイクとして選ばれた片方のイヤホンだけ、猛烈な速さでバッテリーが尽きる」**のです。
話している最中に訪れる、片耳だけの沈黙。左右のバッテリー残量が不揃いになっていく不快感。
これが私にとって、言葉にできないほどのストレス、「嫌な気持ちMAX」の状態を引き起こしました。
「快適に通話がしたいだけなのに、なぜこんなにストレスを溜めなければならないのか?」
この強烈なフラストレーションこそが、私を「理想のイヤホン探しの沼」へと突き落とすきっかけとなったのです。
第2章:脱Appleの代償。「音質」は良くても「通話」は別物?
「AirPodsのバッテリー問題から解放されたい」
その一心で、私はついにApple純正以外のイヤホンに手を出す決意をしました。
手始めに選んだのは、「Jabra Elite 75t」。
評判も良く、期待を込めて耳に装着しました。音楽を流してみると重低音が効いていて最高だし、相手の声も驚くほどクリアに聞こえる。「これだ! これこそが正解だ!」と最初は小躍りしました。
しかし、通話相手からの反応は冷酷でした。
「なんか、声が少しこもってるよ?」
……嘘でしょ?
相手の声はこんなにクリアなのに、こちらの声が届いていないなんて。さらに、当時の完全ワイヤレスイヤホンに多かった「親機・子機」という仕様(片方しか親機になれない不自由さ)も相まって、通話の本質とは関係のないストレスが積み重なっていきました。
ただ、誤解のないように言っておくと、「音楽を聴くためのイヤホン」としては本当に最高でした。
通話メインの私には合いませんでしたが、低音がズンズン響く迫力はAirPods以上だったので、通話ではなく音楽鑑賞メインの方には今でもおすすめできる名機です。
(※過去の話なので後継機です。音楽聴くなら凄くいいですよ)
「Jabraもダメなら、次はどれだ?」
一度タガが外れた私は、そこから手当たり次第にイヤホンを試す暴走モードに突入します。
音響機器の名門、Gibson(ギブソン)のワイヤレスイヤホン。
コスパ最強と名高いAnkerのSoundcore Liberty 4。
そして、ノイズキャンセリングの王様、SONYのWF-1000XM3。
世間で「名機」と呼ばれるものを次々と試していきました。
しかし、どれを使ってもマイク性能や使い勝手に満足できません。それどころか、私の体に異変が起き始めました。
「……耳の中が、痒い」
新しいイヤホンを試すたびに、耳の奥がムズムズと痒くなるのです。
カナル型(耳栓型)のイヤーピースが合わないのか、形状が耳に合っていないのか。
満足できる通話環境が手に入らないどころか、耳という器官そのものが拒絶反応を起こし始める始末でした。
第3章:耳がダメなら骨を使え? さらなる迷走
カナル型イヤホンで耳が悲鳴を上げているなら、耳を塞がないタイプにすればいい。
そう考えた私が次にたどり着いたのが、「オープンイヤー型」の世界でした。
最初に手にしたのは、Victorの「HA-NP50T」。
耳を塞がない開放感は素晴らしかったのですが、使ってみて致命的な弱点に気づきます。
「……聞こえにくいし、相手に声が届かない」
構造上、マイクと口の距離が遠くなってしまうのです。「そうか、マイクは口元に近くないとダメなんだ」と、やっと気づきました。
ならばと選んだのが、骨伝導イヤホンの名門・Shokzの会議用モデル**「OpenComm2」**。
口元に伸びるブームマイク。これぞ最強の通話兵器!
「ついに見つけた! これで俺は救われたんだ!」と歓喜しました。
しかし、神様は残酷です。
使い続けていくうちに、こめかみのあたりがヒリヒリと痛み出し、振動パッドが当たる部分がまるで火傷のように赤くただれてしまったのです。
ここで私は、新たな自分自身の真実を知ることになります。
「私、肌が弱かったんだ……」
性能は本当に完璧だったんです。マイク音質もクリアで、耳も塞がない。
肌が弱くない人にとっては、間違いなくこれが「ゴール」になる神機材だと思います。私の肌がついていけなかったことだけが悔やまれます……。
その後、諦めきれずにJBLの「Soundgear Sense」も試しましたが、やはり「こちらの声が届きにくい」という壁にぶち当たります。
もう、何を使ってもダメなのか。散財した金額と、手元に残った大量のイヤホンたちを前に、私は心の中で泣きました。
第4章:原点回帰。AirPods 4と「静寂の罠」
そんな失意の底で、ふと世の中を見渡すと、時代はすでに「AirPods 4」の世代になっていました。
「どうせまたバッテリーがダメなんでしょ……」
半ばやけくそでスペック表を眺めた私の目は、ある一点で釘付けになりました。
「バッテリー性能が、第2世代をはるかに凌駕している……!?」
かつて私を苦しめた問題が、技術の進歩によって解決されている。
私は震える手でポチりました。
届いたAirPods 4と、愛機のiPhone 17。
装着感は最高。あの忌々しいシリコンピースがない**「耳に引っ掛けるタイプ(インナーイヤー型)」**なので、長時間つけていても耳の中が痒くなりません。
バッテリーも持つ。「え? 何て?」と聞き返されることもない。
「やっと終わった……」
そう安堵したのも束の間、使い込むうちに奇妙な違和感に気づくのです。
ある時、ゲームか何かで失敗して、思わず「チッ」と舌打ちをした時でした。あるいは、短い相槌を打った時。
「……今の音、相手に届いてない?」
そう、AirPods 4とiPhone 17の組み合わせは、あまりにも優秀すぎたのです。
搭載された高度なAIノイズキャンセリングが、「会話に不要な雑音」と判断した瞬間、私の感情のこもった「チッ」や、短い呼吸音までも、綺麗サッパリ消し去ってしまうのです。
クリアだけど、どこか無機質。
言葉は届くけど、ニュアンスが欠け落ちる。
ここまでこだわってきた私だからこそ、この「完璧すぎるがゆえの欠落」が許せませんでした。
最終章:灯台下暗し。コントロールセンターの奇跡
「最適解を見つけたい」
その執念だけで、私は再び動き出しました。
この頃の私には、強力な相棒「AI」がいました。
AIに何度も質問を投げかけました。
「iPhoneのマイクは性能が良い。でもイヤホンを使うと、マイクも強制的にイヤホンになる。入力と出力を分けることはできないのか?」
AIの答えは無情でした。
「それはiPhoneの仕様上、できません」
やはり無理なのか。
しかし、諦めかけていたある通話中。ふとiPhoneのコントロールセンターを開き、音声コントロールの項目をなんとなく触っていた、その時でした。
「……あった」

AIですら「できない」と言った、常識を覆す設定。
「声は本体マイクで拾い、相手の声はイヤホンで聞く」
そんな夢のような分離設定をする項目が、確かにそこにあったのです!!!
私は震える指でその設定をオンにしました。
結果は……完璧でした。
1. 耳掛け型だから痒くならない。
2. 進化したバッテリーで途切れない。
3. そして、iPhone本体の高性能マイクが、舌打ちすらも鮮明に届ける「ありのままの声」を拾ってくれる。
長い長い旅路の果てに、私がたどり着いたのは、新しいガジェットを買うことではなく、
「手持ちのiPhoneの中に眠っていた、たった一つの設定を見つけ出すこと」
だったのです。
もし今、通話品質で悩んでいる方がいたら、高いイヤホンを買う前に一度、コントロールセンターの奥深くを覗いてみてください。
そして、iPhoneユーザーなら間違いなく**「AirPods 4」との組み合わせが最強のアンサー**です!
【 設定方法はこれ!】
コントロールセンターを開き、うっすらと見えるオレンジのタブをクリック 通話中しか出ません。
マイクの項目で**「iPhoneマイク」**を選べば設定完了です。
※これだけで「聞くのはイヤホン、話すのはスマホ本体」という最強環境になります。
これで競馬仲間と盛り上がり 全ての音声を拾う
ライブ感あふれる通話できますね!

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